不動産会社の陥穽にはまるな！営業担当者がよく言う3つの言葉

築22年の木造住宅に住んでいたAさん。夫婦2人暮らしでは家が広すぎると感じ、駅から近くて便利なマンションに引っ越したいと考え、大手不動産仲介会社に査定を依頼しました。建物は定期的に手入れをしてきたし、まだまだ住めると思っていたのに、営業担当者からの一言にがっかりしました。「これは土地の価値になりますね」と言われました。土地の価値とは、建物の価格はゼロで、土地代金のみが評価されるという意味です。担当者によれば、日本の木造住宅は築20年で価値がゼロになるのが一般的であり、マンションでも築25年を過ぎると大幅な値下げしないと売りにくいとのことでした。この「築20年でゼロ」という査定は事実ではありますが、すべての物件に当てはまるわけではありません。同じ40歳の人でも、健康的な人とそうでない人がいるように、家にも違いがあります。中古住宅がなぜこのような査定を受けるのか、とにかく「築20年でゼロ」の査定は不動産会社の単なる「言い訳」だと思って、流すことをおすすめします。

不動産会社の言い訳は他にもあります。「今が売り時です」というのは、売却の委任を得るための一種の言い訳です。以前にも述べましたが、お客様にとって本当に売り時かどうかは、営業担当者にとって最優先事項ではありません。とにかく今月の数字を上げるために、売却案件はいつでも歓迎されます。売り主に値下げの決断を促すために使われることもあります。「高すぎて売れません」というのもよく聞く言葉です。これは、迫る時の言い訳です。実際には、値下げを促して早く売りたいという意図があるかもしれません。この言葉を聞いたら、納得のできる説明を求めるか、確認することをお勧めします。不動産を高く売るには、不動産会社の力が非常に大きいです。「今が売り時」「高すぎて売れない」という言葉が常に偽りであるとは言いませんが、それらを安易に使う不動産会社に当たると、納得のいく売却が実現しないかもしれません。