これだけは確認しよう!不動産取引での重要ポイント

片手取引は問題ないと考えていますか?

不動産会社に査定を依頼すると、売却のためにさまざまな質問を受けることになりますが、あなたも積極的に質問することが重要です。その際、確認しておきたい重要なポイントがいくつかあります。

まずは、「瑕疵保険、インスペクション、住宅履歴」についてです。これらのサービスが提供されているか、また提供されていなくても適切に対応してもらえるかを確認しましょう。これらは高値での売却において重要な要素です。

もう一つは、両手取引に対する姿勢です。中古住宅の取引が日本ではあまり盛んでない理由の一つに、手数料収入の低さが挙げられます。新築物件では売り主(建築会社)と買い主の両方から手数料を得ることができますが、中古物件ではそうとは限りません。不正な取引がない限り、片手取引になってしまうことがあります。 そのため、不動産会社の本音として中古住宅はあまり取り扱いたくないということがあります。手数料収入の低さは営業担当者の収入にも影響します。それでも、両手取引にこだわらずに真剣に取り組んでくれる営業担当者は、顧客目線で考えてくれる信頼できる人物です。その会社は「買い手から手数料を取らない」という姿勢を持っている可能性があります。 営業担当者に、「両手取引にこだわらずに取り組んでいただけますか?」や、「貴社は片手取引を支持していますか?」といった質問を率直にしてみましょう。 「はい、問題ありません!」 少し動揺しながらも、そう答えるかもしれません。その答えが本当かどうかはわかりませんが、少なくとも自分が都合の良い売り手ではないことを示すことができます。その後も緊張感を持って取り組んでくれるでしょう。