売却にかかる費用は意外にも少ない お客さまからよく寄せられる質問

不動産の売却に関する相談において、お客さまから最もよくいただく質問の一つが、「費用はいくらくらいかかりますか？」です。不動産を購入する際には、物件価格以外にもさまざまな諸費用が発生しますが、売却にかかる費用は実はそれほど多くはありません。

事前に確認しておくと良いのが、下記に示されている中古住宅の売却時にかかる費用一覧です。具体的な金額目安として以下が挙げられます。

〇仲介手数料 売却を依頼した不動産会社への支払い（物件価格×3%+6万円+消費税が上限）

〇登記費用 残債がある場合の抵当権抹消登記や所有移転登記費用及び司法書士への報酬（2万〜10万円）

〇印紙代 売買契約書に貼付するもの（物件価格が1000万円超5000万円以下で1万円、5000万円超1億円以下で3万円）

〇引越費用 建物引き渡し時における不要物の処分も含む（10万円〜：家の広さに応じて）

△補修費用 最低限のクリーニングからリフォームを行う場合の費用（5万円〜：内容に応じて）

△測量代 土地に関する測量代及び隣地との境界確定費用もかかる場合がある（20万〜100万円幅あり）

△所得税・住民税 売却による利益が出た場合の所得税・住民税（売却した年の1月1日現在の所有期間が5年以下は39.63%、同5年超は20.315% [注1]）

○は通常必要とされるもの、△はかかるかどうかが場合によるものです。不動産の売却において、これらの費用を事前に把握しておくことで、スムーズな取引が進行します。