数字では見えない土地のポテンシャル——現地でしか掴めない査定の勘どころ
📏 地図と数字だけでは測れない価値
今日は、呉市の土地査定を中心に、
現地確認と市場性の検証を行いました。
不動産の査定というと「路線価」「坪単価」「取引事例」など、
数字の比較が中心と思われがちです。
しかし実際の現場では、**数字では見えない“空気感”**が価値を左右します。
例えば、接道条件や隣地との高低差、周辺の生活動線。
日照や風通し、地域の将来開発の気配など。
机上ではわからない要素が、
最終的な価格の「納得感」や「売れやすさ」を決めていきます。
🏗 仕入れと販売の“間”にある判断
今回の土地は、開発計画上では1筆利用が現実的。
仕入値は約1,000万円ほどを想定しましたが、
エンドユーザー向け販売であれば1,500万円の価値も見込める状況です。
この“500万円の差”をどう判断するか。
それは「買う立場」と「売る立場」の両面を理解してこそ見えてくるもの。
仲介を多く手がける当社だからこそ、
リスクとリターンの境界を丁寧に見極めて進めていきます。
🧩 現場で感じた“リアル”
同時に、買主案件の決済準備も進行。
鍵や領収書の受領、司法書士との面談も完了し、
いよいよ決済を待つ段階に入りました。
不動産の現場では、1件1件の進捗が線でつながっていく感覚があります。
査定・仕入れ・契約・決済。
それぞれのプロセスが重なり、チーム全体の経験値として蓄積されていくのです。
💡 まとめ: “現地で見て考える”を忘れない
土地は“点”でなく“面”で見るもの。
現場を歩き、地元の方と話し、周辺を感じ取る。
その積み重ねが、データだけでは見えない
「本当の価値判断」を育ててくれると思います。


